隷の星

SF作品の二次小説のブログです。

鉄血 第四話「帰還」 1

朝、航行している海賊船。集合ポイントに近づいている。デッキに出て双眼鏡で見ているラフタ。くるりとデッキで振り返って。ラフタ「信号弾あり。予定どうりね。」走って行って、シノたちのいるところに言ってセリフ。ラフタ「あんたたち。顔見世だからね。…

鉄血 旅の仲間 3

統合軍本部、上層部の執務室。ラステル総司令が書類を手に、テレビ電話のパソコン画面で話している。(スカイプみたいなもの) ラステル「・・・・そうか。移送中に奪われてその港に?」 士官A「そこから先は、海賊船に拿捕された模様で消息は不明です。」 ラス…

鉄血 旅の仲間 2

場面転換。奥のメカ格納庫。ガンダムも置いてある。他に何機か汎用タイプのモビルスーツ。(工作機械っぽいモビルアーマーか?)雪之丞と空中歩道を歩いているミカヅキ。他に海賊団の男Aとラフタとアジー、鉄火団(まだ団名はない)の団員が数名。雪之丞「いろい…

鉄血 第三話「旅の仲間」 1

ジャーラーと、BGM。朝の陽光の中、海上を飛行しているジンネマンたちの海賊船。オルガたち、艦橋に集められている。後ろにあふれている子供たち。指をくわえていたり、遊んでいたり。ジンネマン「北北西に進路を取れ。集合ポイントは北ロクハチハチハチだ。…

鉄血 旅立ち 3

オルガたち、工場横の倒れた貨物船から残りの積み荷を直接手で運んでいる。流れ作業。 オルガ「てめぇら、早くしろよ。」 団員たち「うーっす。」 団員A「これ勝手に持ってっていいんですか?」 オルガ「こんだけぶっ壊されてんのに、なんにもなしじゃたまら…

鉄血 旅立ち 2

場面転換。火星、軍事基地。そこから離れた高台の一角。貴族風の館、だが古風なものではなくて、現代風な部分も混在する建物。母屋とはガラスの廊下でつながっている、ミニ植物園のようなクリーンルーム。中の温室、観葉植物が茂っていて泉が流れている。BGM…

鉄血 第二話「旅立ち」1

一夜明けた鉄血団のいる工場。まだ団名は決まっていない。昨日の戦闘の残骸。目が覚めるクーデリア。朝の光、簡易ベッドに寝かされている。クーデリア「私はいったい・・・」ハッとする。クーデリア「いけない、行かなければ!あの機体を○○に届けなければ!…

鉄血 宇宙の孤児 3

ガンダムなんとか立ち上がり、起動する。 クーデリア「う、動いた・・・・。よかった。」 ミカ「これからだよ。別に泣かなくても。」 クーデリア「泣いてなんか・・・いません。あっ。」 ガンダム宙に浮く。ミカ、オペレーテイングシステムを次々に操作して…

鉄血 宇宙の孤児 2

オルガ「・・・攻撃?そうか、積み荷か!」ビスケット「オルガ?」オルガ走って行って事務所のドアを開ける。もぬけのから。オルガ「はめやがった。どこだ?」窓の下で車の音。オルガ、窓から飛び降りる。黒服連中、ずらかろうとしている。オルガとおせんぼする…

鉄血のオルフェンズ 第一話「宇宙の孤児」1

宇宙の空が映り、上からパンダウンして、工場の広い空間。修理工場、古い。鉄機の工作機械、たぶんベルトコンベアーのついた機械。ミカヅキが修理して寝そべりながら仕事をしている。上向けの姿勢で、少し苦しい感じ。アトラ、ハロと一緒に現れる。 アトラセ…

あとがき

ご愛読ありがとうございました。今回は装甲騎兵ボトムズでの懐かしい作品です。今回ボトムズの同人誌「LIMBO!」に収録していた小説を、リライトしました。1987年発行の本ですから、実に28年ぶりに書き直したことになります。PART1の部分は…

PART2 8

「ウォォォォォーーーーーーッ!」 イプシロンのATの魔のついたような動きに、今またグレゴルーが犠牲になった。キリコはPSの血を求めるかのような攻撃に、心底から打ちのめされながらも、冷え切った心で考えていた。PSには幻想を見るべきではない、あ…

PART2 7

翌朝は雨だった。酸の雨が、待機しているATの機体を鉄錆色に染めてゆく。 「夜まで待つ。レッドショルダーがいるとすれば、少しでも手を打っておく必要があるからな。」 グレゴルーは言った。キリコらは施設の地下構内への入り口付近に潜伏することにした。…

PART2 6

キリコは目の前でパチパチとはぜる火の粉のゆらめきを見詰めていた。軍用缶詰の貧しい食事をもそもそとスプーンでつつきながら、さっきから誰一人として口を開こうとしない。忘れてしまいたい過去の傷跡が、またパックリと口を開いて闇の中のそこにあるよう…

PART2 5

ポローから長々とした叱責を受けた後、フィアナは呼ばれてペールゼンの執務室を訪れた。組織にあてがわれたペールゼンの部屋は、簡素で落ち着いたインテリアの部屋である。壁にはいくつかRS部隊の写真が飾られているが、それらはキリコ個人を認められるよ…

PART2 4

「起きて、イプシロン。起きるのよ。さあ、起きて。」 「―――・・・・・。」 先程ペールゼンと言葉を交わしたファンタム・レディ、またはプロト・ワンと呼ばれる美女が、――先ほどは少女と表現したが、それは齢七十以上にもなろうというペールゼンにとっては、…

PART2 3

キリコらを乗せたトレーラーは、一路東へと奔走していた。キリコの肩から瞳に、朝の陽光がゆっくりと差し込んでくる。ブルーの瞳がターコイズカラーにゆっくりと変化していく。キリコは考えていた。 ―――フィアナ、おまえに逢うためにはこれしかないらしい。…

PART2 2

「・・・・従って彼の教育は、すべてコンピューターからマイクロ・インプットされたプログラムによって行います。プログラムは人間の基本的な四つの精神構造によって分けられております。すなわち、知性・理性・経験・感情、この四つの分野におきまして分散…

PART2 1

「―――フォー・カード。わるいなあ、ムーザ。」 バイマンは義手がわからぬように、器用な手つきで左手にカードを持ち替えると、テーブルの上に一枚ずつ並べた。対戦するムーザは一瞬むっとした顔になったが、ゲーム自体は暇つぶしでしかなく、すぐに椅子にも…

PART1 3

それからの月日は、ペールゼンにとっては昨日の事のように思える。少年は彼の期待に応えた。三か月で少年は共通ギルガメス語と母バララント語をマスターした。ペールゼンは少年にナイフの代わりに拳銃を使うことを教えた。獲物を、目標を破壊した後でも安心…

PART1 2

ペールゼンは目の前を無表情に行進する部隊を、厳しい面持ちで眺めていた。今年でもう四年目に入る。これが私の最高作で最後の作品になる。別に自負するわけでもなく、彼は最近はそう思う事が多い。この季節になると、持病のリュウマチが痛む。一度体の中で…

PART1 1

窓の外では冷たい風に、背の高いハンの木が、めっきり葉の少なくなったこずえを震わせていた。 「・・・・――――もうすぐ終わりなんだってな。」 バイマンは、窓ガラス越しにほこりくさい運動場を見詰めて、となえるようにつぶやいた。ところどころに白線がと…